
副業元年と言われ2018年、厚生労働省の「モデル就業規則」が改訂され、これまで禁止されていた副業が容認される規則になりました。
大手企業も次々と副業を解禁しています。
日本最大級の外注発注サイト「ランサーズ」によると、「常時雇用でありながら、副業でフリーランスの仕事行うワーカー」の数は2016年度は16万人でした。
これが2017年度は458万人になり、1年で42万人増加したことになります。
この記事では、サラリーマンにおすすめの副業を考えていきます。
サラリーマンの副業の選び方
サラリーマンの副業選びにはいくつかポイントがあるようです。
なるべく肉体労働じゃない副業をやること
そもそも、サラリーマンをしていれば本業だけで疲れちゃいますよね?
そこからさらに副業をするとなると、どうしても疲れがたまります。
そうなると、もうめんどくさい( ゚Д゚)って気分になって怠けてしまう原因にもなります。
ここから、なるべく肉体労働じゃない副業を選ぶことは大事だと思います。
どれくらい稼ぎたいのか?によってやるべきことが違ってくる
副業といっても、稼ぎたい金額が月3万円の場合と月10万円以上の場合では取り組む副業の種類が変わります。
副業には、お金はかからないけど時間がかかるもの、逆にお金はかかるけど時間はそんなにかからないものがあります。
また、いずれ独立しやすい副業もあれば、あくまで副業でとどまるものもあります。
まずは自分の興味が一番大事ですが、先々どうなっていくのかを考えることも大切なようです。
2020年版おすすめの副業
クラウドソーシング
在宅副業の代表としてクラウドソーシングがあります。
クラウドソーシングとは「インターネットを利用して在宅で実施できる業務を不特定多数の人に委託発注して受注者を募集すること」です。
少し前の「内職」ではなにか物を作ったりしていましたが、現在ではライティングやデザインなどインターネットを介して納品できるモノを受託する副業になりました。
時間給はスキルに応じていてアルバイトのほうが高いこともありますが、自宅で好きな時間にできるところがメリットになります。
スキルが上がってくるとアルバイトよりも高額時給になってきます。
代表的アウトソーシングサイトとして「ランサーズ」や「クラウドワークス」があり、複数のサイトに登録し多くの依頼内容から自分に適したものを受託できます。
クラウドソーシングのデメリットとしては
- 案件が揃っているわけではない
- 受注競争が常に発生している
- 発注単価は全体的に低め
- サイトに手数料を10~20%支払う
などがあります。
シェアビジネス
遊休資産などを貸し出して稼ぐのがシェアビジネスです。
初期はワンルームや駐車場などの不動産シェアが主流でした。
その後バッグや時計などのブランド品、自動車や自転車も手軽にシェア出来るようになりました。
さらに「講師、営業、企画、コンサル、家事」など、人の時間や労力をシェアするジャンルも出てきています。
ただし、資産がない人はシェアビジネスはできません。
また、売上に対する手数料が10~50%かかる場合もあります。
スマホアプリ
副業を効率化するためにはスマホアプリが便利です。
ハンドメイドアプリでカバンやアクセサリは簡単に売れるし、コンテンツ販売アプリでは写真や文章も売買できます。
転売系にはせどり専用アプリ、ネットオークションはフリマアプリが手軽に使えます。
ベビーシッターやペットシッターもアプリで仲介できるし、株式投資やFXには高機能アプリが揃っているのでパソコンと同水準の取引ができます。
ただ、あくまで補完的な位置づけなのでスマホアプリそのもので月数万円とかを稼いでることにはなりません。
せどり
「中古品販売店で古本を安く仕入れて、Amazonで高く売る」これがせどりでした。
現在はDVD、ゲーム、おもちゃ、家電、食品、地方限定品まで、さまざまなものが市場に出ています。
仕入先もブックオフやヤマダ電機に限らず、メルカリなどでお宝アイテムを探すこともできます。
ただし、せどりは在庫確保で金銭的負担があるので売れ残ったら損失につながります。
まずは身の回りの不要品売却から始めて、徐々にノウハウを蓄積しましょう。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、「ブログなどのメディアで、商品、サービスを宣伝し販売するネットビジネス」の事です。
アフィリエイトで継続的に稼ぐためには、ブログ解説から、記事、ヘッダーからなどの広告、ランディングページと いろいろなものを作成しなければならないため、即金性はありません。
しかし、一度稼げるようになれば、 ブログがお金を生んでくれる資産になります。
記事び作成や更新を コツコツこなせる人、不労所得に興味がある人はアフィリエイトがおすすめです。
代行業
「誰かの代わりになるサービス」を提供するのが代行業です。
運転や家事の代行はイメージしやすいでしょう。
そのほかに、墓参りやクレーム処理、さらには人気ブランド店に並んでの購入代行もあるようです。
自分の経験を生かせば初期投資は不要なので何か得意なことがあり、そこで時間が取れる人に代行業はオススメです。
ただし、体調不良などでのキャンセルが難しくなるなど時間が自由になりにくい デメリットはあります。
FX
為替の値動きを利用して利益を狙う投資方法がFXです。
円やドル、ユーロなど世界中の通貨の価値は、相対的変動を続けています。
円の価値が下落したときにドルやユーロを売って円を買い、価値が上昇した円を売ってドルやユーロを買う。
このように為替で発生する差額が、FXの利益です。FXではレバレッジをかけて少ない元手でも大きく投資できます。
なので大きな利益が狙いやすい一方で、原資の何倍もの損失が出る能性もあり、ハイリスク・ハイリターンと言えます。
仕組み自体はわかりやすく、初心者でも始めやすい点はメリットですが、リスクからして相応の知識も求められます。
株式投資
企業が発行している株を売買するのが株式投資です。
株が今現在いくらで売られているか示す値段が株価であり、日々のニュースや証券会社の店頭で示されています。
安く買って高く売った差額などが株式投資の儲けになります。
デメリットは投資である以上、株価が下がってしまうなど元本割れリスクがあることです。
一般的には大きなリターンが期待できる投資ほどリスクは高く、元本割れする可能性もあると言えます。
不動産投資
不動産投資に特殊なスキルは必要ありません。
入居者さえ見つかれば、家賃収入が毎月入り、具体的な作業もほとんどありません。
そのため本業が忙しいサラリーマンでも週末を利用して取り組むことができます。
また、不動産投資でローンを組む際、サラリーマンは金融機関からの与信評価が高く有利になります。
しかし、購入した物件に入居者が見つからなければ、収益は発生しません。
物件を売却することもできますが、入居者がいない物件は購入時よりも安くなる可能性が高いと言えます。
そのため空室リスクの事前シミュレーションが必要です。
また、サラリーマン生活ではあまり意識しない税金に関する知識も必要になってきます。
輸入ビジネス
日本と海外との物価の違いに着目して、利ざやを稼ぐのが輸入ビジネスです。
ECサイトのような販売サイトを利用することで円滑に商品を販売できます。
海外の商品扱うとなると語学力が必須と思われがちですが、多くの場合は仲介サイトのような代理店があるため問題ありません。
ただし、2012~2015年は円安が続いたため、輸入ビジネスには冬の時代でした。
円安時は日本の製品を海外に売っていく輸出ビジネスのほうが、人気になります。
輸入や輸出に関する「円安・円高」の知識は必要なため予め勉強しておきましょう。
サラリーマンにあった副業を選ぶ
いくつかの副業についてここまで見てきました。
サラリーマンの自分にとってどんな副業がいいのかはよく考えましょう。
稼げる金額、必要な時間・労力、将来性などさまざまです。
この記事が参考になり、あなたにあった副業が見つければ幸いです。