タケルです。
ホリエモンが書いた東京改造計画という本が5/30に発売されました。
その中に「大麻解禁」について書いてあり、気になって買っちゃいました。
東京改造化計画
東京改造計画 (NewsPicks Book)
早速、東京改造計画を読んでみたところ、ホリエモンの言い分はこうでした。
- 少子化対策のために東京を「大麻解禁特区」にする
- そうすればセックスが格段に気持ちよくなる(らしい)ので子作りの動機づけになる
- そうなれば、子育て対策の予算とがが特に要らなくなる
ホリエモンは炎上覚悟で大麻解禁を説いているようです。
私としては「せめて医療大麻だけでも合法化すればメリットが大きい!」みたいな論調を予想していました。
なので、ここまでの提言にはビックリ!
うーん💦このあたりを素直に真面目に説くのがホリエモンですね(^^)
大麻が合法化されるのはまだ先かも
「日本で大麻が合法化される可能性は?」って考えた時、現状からすると結構厳しそうです。
戦後1946年にGHQの指令で大麻取締法が施行をされて以来、所持、譲渡、栽培などが犯罪となりました。
普通に大麻=犯罪。
ときどき芸能人が摘発されていて、覚せい剤と同じなの?ってイメージです。
ホリエモンも「大麻解禁の議論を…」ってテレビ番組で口走った瞬間、他のコメンテーターからボコボコにされてました。
これ、逆に「タブーなの?」って思うくらい皆さんムキになってますね💦
そもそも大麻って何?
一応「そもそも大麻ってなに?」って部分も押さえましょう。
大麻は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。マリファナとも。花から製造されたものをガンジャ、樹脂をチャラス、ハシシと呼ぶ。含有される約60種類のカンナビノイド、特にテトラヒドロカンナビノール (THC) には薬理作用があり、紀元前から用いられてきた。嗜好品、また医薬品として用いられ近年では医療大麻とも呼ばれる。喫煙、気化、飲食により成分を摂取することで用いられる。
大麻-ウィキペディア
大麻の利用方法
一口に「大麻」と言っても様々な目的で利用できるようです。
- 娯楽用⇒自分の楽しみのために大麻を利用する
- 医療用⇒鎮痛や沈静、催眠などの効能を期待して大麻と使う
- 産業用⇒衣服や縄、食品などの用途で大麻を用いる
また日本では、古来から生活に密着した形で使用されていたようです。
大麻草(=麻)とは、縄文時代の昔より日本人の生活(衣・食・住)と密接に関わってきた植物であり、また燃料用・医療用・祭事用・神事用にも使われ親しまれてきた植物です。第二次大戦前はその栽培が国家によって奨励されてきました。
大麻を正しく考える国民会議
もともとは日本が一番大麻を使っていたってことか~
んで戦後、アメリカに禁止されちゃったんですね💦
世界での合法化の状況は?
青色 : 合法/一部合法
黄色 : 非合法だが非犯罪化
ピンク: 非合法だが法的強制力なし
赤 : 非合法
近年世界では大麻合法化が相次いで実施されています。
どんな国がいつ頃、どんな事情や目的で合法化してきているのでしょうか。
ウルグアイ
2013年、世界で初めてマリファナが合法化されたのがウルグアイです。
政府の監視下においてマリファナの生産・流通販売が認められています。
ウルグアイではムヒカ大統領が、大麻の密売をなくせば麻薬組織の資金源が絶たれ、犯罪が減るほか、麻薬の乱用による若者の犯罪を防止できると主張し、議会で大麻の栽培や売買を合法化する法案が審議されてきました。法案では、事前に政府に登録した18歳以上の国民に限り、1人当たり1か月40グラムの大麻を許可を受けた薬局で購入できるほか、年に480グラムまで大麻の栽培を認めていて、議会上院は法案を可決しました。
ウルグアイで大麻栽培が合法化 世界で初めて
大麻の合法化で麻薬組織や犯罪を減らそうとしたんですね。
ゲリラム組織に在籍していた「元ヤン」のムヒカ大統領。
その功績はとてつもなく大きいのかもしれません。
カナダ
カナダでは2018年から、嗜好品(しこうひん)としてのマリファナ(大麻)の所持・使用が合法となりました。
これは大麻合法化として2カ国目。
ただし医療目的として所持・使用は2001年には合法化されていました。
アメリカ
アメリカはところどころ合法な州がありますが、国としては解禁されていません。
ワシントン州
ワシントン州では、21歳以上であれば最高1オンス(約28g)の所持が認められています。
これは娯楽用として使用してもいいってことです。
2012年から合法化され、娯楽用大麻の販売で巨額の利益が出ているそうです。
コロラド州
コロラド州でもワシントン州と同じく2012年から合法化されました。
21歳以上で、州の住民であれば1オンス(28.35グラム)の大麻購入が許可されています。
オランダ
大麻=マリファナといえばもともとはオランダのイメージがあります。
しかし実際は1996年から「一部解禁されている」というのが正式な状況です。
オランダはもともとドラッグがまん延していました。
ここに大麻などのソフトドラッグを一部解禁することで、ハードドラッグ(ヘロイン、コカイン、覚せい剤)に手を出さないようにする狙いがありました。
このオランダの政策はうまくいっているようです。
最後に
日本ではもともと大麻が生活に密着して使われていたようです。
戦後大麻取締法の制定により違法となった大麻。
故人である船井幸雄さんも大麻取締法を「悪法」としていました。
世界での合法化の流れを受けて大麻取締法も何か変わってくるところがあるのでしょうか?
日本人の意識が変わってくるにはまだまだ時間がかかるのかもしれません。
これからのホリエモンに期待してます。