自分が何か問題を見つけても組織が全く機能してなくて問題が解決されそうもないって思うことってないですか?
特に緊急性がなくて今すぐどうにかしなくてもいい問題。
そんな問題を放置して先延ばしにすると積もり積もってさらに大きな問題になっていきます。
問題はどんどん大きくなっていくし、何よりも自分がその問題に関係していたら最後に自分のせいにされそうで嫌じゃないですか?
今回そんな問題に対して機能していない組織を活性化させる方法について書いてみます。
機能しないダメ組織を一撃で活性化させる方法
問題を徹底的に可視化する
問題に気づいてもそのままでは組織に訴えることはできないことが多いと思います。
組織に訴えるために問題を徹底的に可視化して全体像を明らかにしましょう。
当然ですが事実のデーターを使ってグラフ等ですぐわかるようにした方がいいです。
そう。直接の関係者でなくてもすぐ問題が何かわかるレベルまで可視化するんです。
これ、はっきり言って面倒くさいです。
でも “今までは放置されてきたけど、これからこの問題を正していく” この気概を持って頑張りましょう。
組織に危機感をあたえる
問題を可視化できれば機能していない組織に危機感を与えることが出来ます。
可視化した情報を先ずは関係者内で公開しましょう。
必要に応じて「いつでも関係者外へも公開できます」って状態にするんです。
ここまでやれば直接の責任者はもちろん、その上位者にも相当プレッシャーがかかるでしょう。
問題が見えているのに何もしないなんてただの無能ですもんね。
「この問題をまだ無視し続けるの?」ってまるで相手にナイフを突きつけているような状態です。
そう。いきなり全てをみんなに公開してしまうのではなく。プレッシャーをかけて内部の自浄作用を発動させるようにしむける感じですね(^^)
プレッシャーをかけるだけかけて、この問題が組織外に知れわたってしまったら我々はアホ過ぎるって思わせれば、ほぼ勝ちですね。
活性化していく組織
問題が可視化されプレッシャーを受けた組織はようやく機能しはじめます。
少しづつ問題に対して光があたりはじめ、関係者の間で議論され、上位者まで報告され、承認される。
または対応の意思決定がなされる。
ここまでくれば組織が活性化しはじめたと言えるのではないでしょうか?
なぜ問題解決機能は活性化しないのか?
組織が問題解決できないパターンを見てみます。
問題そのものが認識されていない
何が問題なのか認識されていないパターンです。
そもそも適正に管理されていないので計画や基準が明確になっていない。
これでは何に対して何が問題なのかも全くわからない状態になります。
その問題に対して解決できるスキルがない
問題を認識できてもどうやって解決していいかわからないパターンもあります。
問題を可視化し、関係者に訴え、必要な機能で動いてもらうにはそれなりのスキルが必要になります。
問題解決をやり遂げるのが面倒くさい
実はこれが一番多いのではないでしょうか?
そもそも問題解決は面倒くさいものです。現状を把握して問題点を可視化していくなんて面倒くさいじゃないですか!
しかも身内や同僚、あるいは上司にプレッシャーをかけたり時にはダメ出しなんて相当な気概がないと出来ないですよね。
だからできれば誰も関わりたくないんです。
そもそも知らなかったことにしておきたいんです。
問題解決で大切なマインド
全ての問題を同時に解決することはできません。
わかった時点で現状の問題を少しづつマシにしていく感覚が大切になります。
矛盾しているかもしれませんが先ずは現状を受け入れることが大切です。
これが出来ない人が結構多いです。
そもそも受け入れてない現状なんて正確に把握することはできません。
問題を可視化して解決に導く過程で非常に大切なマインドになります。